「八海山」を学ぶ
毎週観ているテレビ東京系のビジネス番組「カンブリア宮殿」。先日は日本酒で有名な「八海山」を紹介。酒好きとしては興味深い内容でしたので、少し書いてみたいと思います。
現在の社長である南雲二郎さんは3代目。
現在は、清酒の売上は会社全体の2割程度で、その他は現在爆発的に売れている「麹だけでつくったあまさけ」や、麹や酒粕を使った食品の販売やレストラン事業を展開しているとのこと。
日本酒ブームのときに普段地元の人が飲んでいた八海山が、ブームに乗って高値が付き、普段飲んでいた人が飲めない酒になってしまったことを3代目社長は良くないと思い、大量生産に踏み切る。ただ大量生産と言っても、大手酒造メーカーが行っているような全部機械で行なうのではなく、機械行えることは機械で行い、人の手でないと無理なところは人の手で行い、「ハイテクと職人技」を合わせて大量生産を行う。
例えば「ハイテク」の部分が米を洗う作業など。そして「職人技」が麹つくりなど。これにより250万本の出荷が可能になったとのこと。
日本酒「八海山」の味としては「個性を抑えた酒 =食中酒」を目指しているとのこと。最近は個性のある酒が出てきており、番組では、精米歩合を20%までに高めた「獺祭」や、逆に精米歩合が60〜80%と言ったにごりのある「若駒」など紹介されていたが、八海山はまさにその逆を行く発想。悪く言えば「どこにでもある酒」。でもその普通だけど、しっかりした味を持つ八海山。それが日本酒ブームが去った今でも「八海山」をよく飲食店で見かける理由かもしれない。あと値段も「獺祭」と違って抑えられているので・・・。
番組の最初では八海山が作った里「魚沼の里」が紹介されていました。
酒蔵もあれば、レストラン、蕎麦屋、スイーツのお店などがあり、一度行ってみたいなぁと思いました。
まぁその前に今日のお昼は外食でそこに八海山があったはず。まずはそれを飲もう!!(笑)